令和元年6月17日、西条市議会の環境消防分科会が開かれ、重要な予算案が検討された。
議論の焦点となったのは、令和元年度一般会計補正予算(第2回)である。特に、コミュニティ施設整備費や消防施設費、公共下水道費の補正が提案された。
堀江 幸二委員が、集会所と消防施設の併設についての補助金の有無を質した際、渡邊 英俊市民協働推進課長が「この場合は補助対象外」と回答した。一方、山地 美知一委員は、新設される集会所の駐車スペースに関して「車五台分は確保されている」との説明を受けた。
また、環境対策費に関する質疑において、戸田 好則副部長兼環境課長は、「アスベスト対策事業は健康被害の不安を解消することが目的で、助成金は15万円が上限」と説明した。これに続き、堀江委員が消防水利に関する詳細を問うと、石川 克也警防課長は「消防水利が2625基あり、そのうち632基が防火水槽」と答えた。耐震性のある防火水槽の数については、「40トン級が335基、耐震性のあるものは115基」とのことだった。
会議では、防火水槽の土地契約状況も話題に上った。石川課長は無償貸借が185件、有償貸借が16件と述べ、5年間で無償契約数が16件であることも示した。堀江委員は無償契約の利点について質問し、石川課長が固定資産税の軽減を回答した。
さらに、災害時の水利用について疑問があり、堀江委員が防火水槽の水を飲料水として使用する可能性を問うと、石川課長は現在この用途には適さないが、生活用水としての利用は可能と述べた。今後の耐震性貯水槽の整備については「計画を検討中」であることが伝えられた。