令和元年に実施される西条市議会の定例会が開かれ、重要な議題が多く議論された。この会議では、税率の見直しや予算の補正が報告された。
玉井市長は、議案について提案説明を行い、各議案に対する賛成意見が相次いだ。特に議案第2号の令和元年度一般会計補正予算が確認され、補正額としては42億7,960万円が計上された。また、前年同期比でも8.1パーセントの増加が見込まれており、注目を集めている。この補正により、公共事業における生活環境の整備が進む予定である。
具体的には、新たに設立するアウトドア活動拠点施設の運営に関する経費が計上された。玉井市長によると、この施設は地域への観光情報を発信する場となり、交流人口の拡大に寄与することが期待されている。
また、プログラミング教育の推進を目的として、各小学校にIT支援員を配置するための予算も組まれた。これは、今後の教育改革に対応する意義深い取り組みであると評価されている。
さらに、西条市の持続可能な発展に向けた政策として、環境保全及び地域産業振興のための取り組みも提案された。具体的には、農林水産業の振興であり、新規就農者への支援が含まれている。また、都市基盤整備にも力を入れ、老朽化したインフラの維持が図られている。
加えて、新たに設置されるごみ対策調査特別委員会についても説明がなされ、市民生活のための公衆衛生向上が強調された。委員会は、現状を調査することで、今後の施策を一層具体化していくという。
今後の計画としては、道前クリーンセンターの基幹的設備改良が議論され、持続可能なごみ処理体制の構築が期待されている。