令和4年9月26日、周南市議会の定例会が行われた。
この会議では、感染症対策が強調された。議長の土屋晴巳議員は、新型コロナウイルスの影響について言及し、感染拡大を防ぐため基本的な対策を実施することを提案した。議会の参加者は、アルコール消毒やマスク着用が義務づけられた。
主な議題としては、環境建設委員会の中間報告が挙げられた。環境建設委員長の金子優子議員は、「野犬対策に関する調査」の内容を報告した。委員会活動の一環として、野犬捕獲の状況やむやみな餌やり禁止に向けたパトロール実施状況が説明された。
具体的なデータとして、過去3年間の捕獲数が示された。令和元年度は841頭、令和2年度は713頭、令和3年度は512頭で、捕獲数は減少傾向にある。今年度は8月末時点で262頭が捕獲されている。金子議員は、捕獲の効率低下の原因が全体個体数の減少や捕獲おりの効果に起因していると分析した。
続いて、むやみな餌やり禁止対策として、周南緑地を中心に日中と夜間のパトロールが行われ、その取り組みが紹介された。昨年度の日中巡回は190回、夜間パトロールは23回実施され、一定の効果があったとされる。
また、通報アプリの利用状況も報告された。このアプリを通じて、令和3年度には973件の通報があり、現在も野犬情報の収集が積極的に行われている。金子議員は、地域住民との連携を強化することが重要だと強調した。
会議では、青木義雄議員の議事進行発言に関する協議も行われた。青木議員は、副議長が行ったFacebookでの発言について問題提起をしていたが、協議の結果、結論には至っていない。
その他、閉会中の継続審査及び調査、議員派遣に関する議題も討議され、全議題が無事に終了した。議長は、今後とも議会の品位を損なわないよう努めることを約束し、会議は閉じられた。