令和6年6月19日、下松市議会で一般質問が行われ、市内の不登校児童や少子化問題に関する対策が議論された。
磯部孝義議員は不登校の増加の背景を探り、特に小学生の不登校が増えた理由を指摘した。教育長の玉川良雄氏は、小学生のやる気の欠如や生活リズムの不調が影響していると述べ、個別対応の重要性を強調した。また、希望の星ラウンジなど新たな居場所の確保は評価されつつも、さらなる支援策の検討が求められている。
続いて、少子化対策が議題に上がり、今年度は医療費が高校生まで無料化され、大きな支援策が実施されることが報告された。市長の國井益雄氏は、地域全体で子供を育てることの意義を強調し、国への要望を募る姿勢を示した。加えて、婚活支援に関しては過去に実施された事例の成果を振り返り、市と民間の連携を強化していく意向が伝えられた。
磯部議員は、出会いの場の確保と同時に、学校との連携の重要性を挙げ、子供たちの多様な学びの機会が必要であると強調した。教育長は、フリースクールとの連携地域資源の活用を含む様々な学びの場の必要性を認識していると答えた。
最終的に、子供を大事にするまちの実現に向けた市民からの声が市政に反映されることが期待されている。必要な支援策が具体化されることで、子供たちの明るい未来への道が拓かれることを願っている。