令和6年第2回周南市議会定例会が、6月24日午前9時38分に開会した。
この議会では、議長および副議長の選挙、新たな議員提出議案の審議が行われることが予定されていた。特に、新議長に選出された福田健吾議員は、「議会の信頼回復が重要」と述べ、行政への姿勢を強調した。
議長の選挙は、出席30名の議員により実施され、福田議員が18票を獲得し当選となった。福田議員は、市民の声を重視し、議会の運営を進めていく決意を示した。過去の選挙の投票率が58.75%から45.72%に低下している点にも触れ、議会への魅力向上の必要性を発言した。
また、副議長の選挙では、井本義朗議員が18票を得て副議長に選出された。井本議員もまた、議会が市民に信頼される存在であることを念頭に、役割の重大さを感じていると語った。
今回は、議員提出議案第2号と第3号も提案され、委員会への付託を省略する形で迅速な審議が行われた。特に、周南市市民館跡地の施設建設計画に関する調査特別委員会の設置について説明があり、委員定数は13人であることが明記された。
さらに、周南地区衛生施設組合、光地区消防組合、周南地区福祉施設組合の議員選挙も行われ、各地区の代表者が新たに決定される。
議案第62号では、島津幸男議員が監査委員に選任されることが提案されたが、反対意見も出される場面が見受けられた。議会の中で意見が分かれ、政治活動の透明性向上が求められる中、議論は活発に進められた。
全ての議題が終了する頃には、各議員による休憩後、採決が進行された。次回の本会議は7月4日に予定されている。議会として、今後も市民の期待に応える姿勢を保つことが期待される。