周南市議会の全員協議会が7月4日に行われた。
主要議題は、第3次周南市まちづくり総合計画基本構想(素案)の策定であり、市長の藤井律子氏が説明を行った。
この計画は市の総合計画策定条例に基づき、基本構想、基本計画、実施計画の3部で構成され、基本構想は議決事項である。
昨年度、市民の意識を把握するためのアンケート調査が実施され、計画策定に向けた準備が進行中です。
藤井市長は「審議会及び議会の皆様から意見を頂き、基本構想は年内に、基本計画は年度内に完成を目指している」と強調した。
計画の構成には、総合計画策定の概要や市を取り巻く社会情勢等が含まれ、今後の人口見通し等も考慮されている。
その中で、世代間のバランスを重視し、将来世代へ責任を持つまちづくりが掲げられた。
特に、藤井市長は高齢化率の上昇など、社会的課題に直面している現状を指摘。
「持続可能なまちとして生き残るためには、協力が必要である」と述べ、未来に向けた協働の重要性を訴えた。
また、市民からの要望や意見を反映させる意義についても言及。
例えば、最新のアンケート調査の結果では、住みよさの意識や今後の居住意向について調査している。
質疑応答では、古賀洋子議員がアンケートの年代別内訳について質問。
それに対し、企画部長の川口洋司氏は「年代別のサンプルが無作為に抽出されており、高齢者の意見が多くなることは理解できる」と回答した。
全員協議会は午後2時30分に開議し、22分の間に議論を交わし終了した。