令和3年9月、第7回周南市議会定例会が開催され、議員たちは様々なテーマについて一般質問を行った。
主な焦点の一つは、新型コロナウイルス感染症への対応で、特に学校における感染防止策が重要視された。議長は、会議に参加する市議や執行部に対し、感染対策としてマスク着用と手指消毒の徹底を呼びかけた。一般質問では、教育環境の維持、特に児童生徒のストレス軽減が強調され、特別教室における空調設備の整備の必要性や、さらに非接触型自動水栓の導入についても議論された。
また、教育支援センターや、フリースクールの重要性も取り上げられ、不登校児童生徒に対する支援の体制が説明された。教育長は、各学校での支援体制や個々の児童生徒の状況に応じた支援の重要性を強調し、今後も学校及び関連機関との連携を深めていく意向を示した。
水素エネルギーの活用に関しては、周南市が水素先進都市を目指す中で、トヨタ自動車と連携を強化し、水素車の普及や水素ステーションの設置を進める必要性が議論された。市長は、全国有数の水素発生都市である特性を生かし、様々な水素プロジェクトを進めていく考えを示した。
最後には、市内外での啓発活動を通じて、特に若年層の政治参加を促すための施策も話し合われ、選挙制度自体の見直しや投票の重要性を再認識する場となった。議員たちは、持続可能な政策を考えつつ、市民の理解や参加を得られるような活動を続けるべきとの意見を一致させた。
周南市は、これらの議論を通じて、今後の教育や地域コミュニティの発展に向けた重要な方向性を見出すことが期待される。