周南市議会は令和2年12月14日に第10回定例会を開催した。
この日程では、公共施設におけるアスベスト対策や防犯灯の管理が焦点に上がった。
篠田裕二郎議員は、公共施設におけるアスベスト対策に関して詳細な質問を行った。市長の藤井律子氏は、新型コロナウイルス感染症の影響で人々の生活環境が変化する中、アスベストの危険性への認識が重要であると述べた。
具体的には、アスベストが含まれる公共施設の調査や適切な管理について現在の取り組みを説明した。藤井市長は、過去に契約した建材に関しても市が対策を講じていると強調した。これには法令に則り、危険な状態にある施設の調査や管理を行っていることが含まれる。
また、篠田議員は、市内のアスベストを含む公共施設の数と解体予定についても質問し、市長は3施設の詳細を答えた。これに対し、議員は、今後の具体的な解体計画についての透明な情報提供を求めた。
一方、防犯灯の設置と管理についての一般質問もあった。
福田吏江子議員は、防犯灯の設置状況や維持管理費についてや、自身が感じる平等性の問題を指摘。市長は防犯灯の管理について自治会の負担を軽減する方策を考慮していると報告した。
さらに、手話言語条例の周知に関して福田議員は質問し、市長は条例の周知活動についての意欲を表明した。特に、障害者週間に関連した啓発活動に注力していく方針を示した。
議会では、気候変動や社会問題に対して自治体がどのような役割を果たすのか、また市民の声にどれだけ耳を傾けられるかが今後のポイントになると考えられる。特に自治会や地域と連携し、住民の意見を反映した施策を進めることが求められている。