令和2年8月18日、周南市議会の第6回臨時会が開催された。
この会議では、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた施策に関する議案が審議された。議案第77号は、令和2年度周南市一般会計補正予算(第9号)に関連するもので、特に新型コロナウイルス対策が重点テーマとなった。
議案の報告を行った佐々木照彦議員(予算決算委員長)は、庁舎に飛沫防止板を常設する考えを示した。感染症対策の長期化を見据えた施策として、耐久性のある飛沫防止の装置を設置することで、市民と職員の安全確保に寄与すると説明した。
また、給付金事業に関する質疑も行われた。新生児応援特別給付金が、令和2年8月21日までに誕生した子どもを対象とする理由について問い合わせがあった。その回答として、国の特別定額給付金制度に基づくものであり、いたずらに混乱を招くことなく円滑に進められるためのものであると述べた。
さらに、観光振興策として市内宿泊特定クーポンの発行が予算に組み込まれており、これが宿泊者増に寄与することが期待されている。発行のタイミングについては、新たな感染者が出ないよう慎重な判断が求められると強調された。
質疑及び討論の結果、議案第77号は全会一致で可決され、引き続き周南市の経済と地域の安定を目指す取り組みが確認された。議場内では新型コロナウイルス感染予防策が徹底され、出席議員の皆さまは感染防止に配慮した形で発言を行った。
この臨時会をもって、令和2年第6回周南市議会臨時会が閉会となった。議場の状況を注視しつつ、今後も市民に寄り添った対策を展開していく姿勢が印象づけられた。