令和3年4月27日、周南市議会臨時会が開催された。
今会議では、複数の議題が上程され、重要な議案についての質疑が行われた。議長の青木義雄議員が会議を進行し、進行中にも新型コロナウイルス対策が徹底されていることが強調された。
日程の一部として、周南市一般会計補正予算(第2号)および(第3号)に対する専決処分が承認され、すべての議案が全会一致で可決される運びとなった。特に、議案第50号の市税条例等の改正は、地方税法改正に伴うもので、職員の間で使われる書類簡素化に関する質疑も提示された。
企画総務委員長の清水芳将議員は、「押印や署名を廃止し、デジタル化を推進する」と述べ、さらに地方自治体としての進展を目指す意向を示した。この意見に対して質疑もなく、速やかに承認された。
さらに、環境建設委員長の井本義朗議員は、周南市営住宅条例の改正について、「過疎地域における入居条件の緩和を図る」との考えを述べ、地域の自立促進に貢献する取り組みが宣言された。
その後、執行部から新型コロナウイルスワクチン接種についての報告があり、予約受付を開始した旨が伝えられた。藤井律子市長は、予約の取りづらさに理解を求め、「安全かつ確実な接種を目指す」と強調した。
新型コロナウイルス感染防止策として、市民説明会やシンポジウムの延期、オンライン配信への変更も発表された。市長は市民への情報提供を強化し、環境や健康に関連する会議の重要性を訴えた。これにより市民との距離を縮め、情報の透明性を確保する狙いがある。
また、質疑応答の時間には、議員からの質問が集中し、迅速な情報発信が求められた。特に小林雄二議員は、徳山大学に関する市民説明会の段取りについて訂正を要望し、議会運営委員会の開催の必要性を唱えた。