周南市議会の定例会において、徳山駅前地区の市街地再開発事業や鹿野総合支所整備の進捗状況が説明され、関係者からの意見が交わされた。特に再開発事業には、交流施設と屋上庭園をデッキで接続する計画が含まれており、この計画は平成30年に提案され、基本計画の中で位置づけられている。市はこの事業に関する決定を行った際の経緯について詳しい説明を行わない一方、地域と連携する必要性が指摘されている。
再開発の実施にあたっては、民間と市の間の利益のバランスや維持管理についても考慮されるべきであり、特にデッキの管理者が誰になるか、維持管理費はどの程度になるのかが議論されている。このデッキは、駅前の賑わいを維持する方式として重要な役割を果たすと期待されているが、近隣の観光地への流れへの影響が懸念されている。
また、鹿野総合支所の整備につきましては、地域の観光拠点としての役割を強化するため、地域ニーズと結びついた観光振興プランが求められている。市長は、地域振興に貢献するように、観光拠点の整備と地域活性化へ向けた良好な関係の構築を目指している。
生理の貧困問題に関して、市は県の事業に支援をしながら、女性の健康や生活をサポートするとともに、生理用品の提供が求められている。公共施設などでの提供は行っていないが、今後の取り組みとして可能性が検討されることが期待されている。
更には、周南市内の各学校では、タブレット端末の整備に基づいたGIGAスクール構想が実施されている。教育委員会はタブレットの利用状況、故障時の管理体制、無線LANの整備状況について満足のいく答えを示しており、今後もスムーズに教育効果を上げていくための研修が行われる。
このように、周南市の取り組みは多岐にわたるが、地域のニーズを踏まえつつ、より良い施策を進めていく意向であった。各問題について、関係者との連携を強化し、幅広く市民参加を促す施策が求められる。