令和5年11月29日、周南市議会は第7回臨時会を開会した。
本日の会議では、さまざまな議案や報告が議題とされ、目玉は委員会からの中間報告であった。
企画総務委員会の福田健吾委員長は、スマートシティの推進やスポーツ行政の調査について報告した。スマートシティでは、オンライン手続きによる市民サービスの向上が期待されているが、来庁者の負担軽減にも配慮するとした。
次に、教育福祉委員会の佐々木照彦委員長が子ども関連施設に関する調査を報告。新たに整備される保育園では、安全性を重視し、地域のニーズに応えた施設を目指すと強調した。
環境建設委員会の島津幸男委員長は、道の駅ソレーネ周南のパーク化に関する決議を可決したことを発表した。これは地域の集客性を高めるために、問題点を早期に改善する必要があると訴えるものだった。
追加で、公益財団法人周南市文化振興財団における不祥事に関する調査特別委員会の土屋晴巳委員長は、不祥事の責任や再発防止策について、今後の方針がまだ未定であることを報告した。今後も監督機関との連携を強化し、透明性のある運営を進める必要性が強調された。
また、周南市市民館跡地の利活用については、古谷幸男委員長が調査報告を行い、地域のニーズに合った新たな施設の整備を提案した。市民の意見を取り入れた計画が求められている。全体を通じて、地域住民に寄り添った行政運営が求められていると感じられた。
この日の議題の最終段階で、市長の藤井律子氏は、職員や議会に対する給与改正に関する議案提案を行い、今後の経済や財政運営に慎重な配慮が必要であるとした。
最後に、請願第1号として、学校給食費の無償化に関する請願文が教育福祉委員会に付託された。市民の声に耳を傾ける姿勢が見られた。次回の議会は11月30日に予定されている。