令和4年第3回の周南市議会定例会が、6月2日に開始された。本議会では、重要な議題が多数取り扱われ、市民への影響が大きいことから注目が集まる。
高木一義財政部長は、諸般の報告を行い、その中で、鹿野総合支所や大田原自然の家の施設整備に関する調査など、多くの市民が関心を寄せる内容が含まれたと説明した。また、教育福祉委員会においては、大田原自然の家の移転方針について報告が行われ、今後の移転先候補地として中須中学校が挙げられた。
新たな施設整備では、地域の青少年への教育環境の向上が求められており、移転先では、より安全で充実した設備が整備される予定だ。これにより、子供たちが自然の中での体験を通じて育まれることを期待している。
中須中学校について、委員長の金子優子議員は、宿泊機能を維持することの重要性を強調し、施設が安定的に運営されるべきであるとの見解を示した。一方で、鹿野総合支所の新庁舎建設に関する調査報告では、既存施設の大胆な改修や新設に伴い、利用者の安全を第一に対応する必要があると説明があった。
また、周南緑地体育施設の整備に関しては、PFI事業を利用したプロジェクトが進行中であり、これにより大規模な施設整備や維持管理の効率化が図られる見込みである。事業者による自律運営のほか、地域経済に貢献する可能性も期待されている。
最後に、各議案についての質疑が行われ、特に議案第59号及び第60号では市県の教育委員会に対する委員の選任が話題に上がった。市長の藤井律子氏は、今回の議案に対して、強く支持する意向を示した。議会の審議は引き続き行われ、重要な方針決定に向けた期待が高まっている。