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周南市議会、一般会計補正予算を全会一致で可決

周南市議会は令和4年度一般会計補正予算を可決し、市民の新型コロナウイルス対策を強化する方針。
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令和4年第4回周南市議会臨時会が7月25日に開催され、主要議題として令和4年度一般会計補正予算が審議された。

会議は副議長の福田健吾議員が開会し、まず新型コロナウイルス感染症の現状について議長より報告があった。7月21日には過去最多の新規感染者212名が確認されており、状況は非常に厳しい。議長は基本的対策としてマスクの着用や手指衛生の徹底を訴え、傍聴者にも同様の対策を求めた。

日程に入ると、最初に会議録署名議員の指名が行われ、友田秀明議員と長嶺敏昭議員が選ばれた。続いて、議案第83号、令和4年度周南市一般会計補正予算が議題にあがった。この補正予算は、新型コロナウイルス対策としてのプレミアム付商品券発行が中心である。

予算決算委員長である遠藤伸一議員が報告をし、質疑に応じた。商工振興費の新型コロナウイルス対策費として、プレミアム付商品券の購入方法についての質問が出た。この商品券は、商工会議所など5か所での直接購入が可能であり、4,000円の商品券を3,000円で購入できるというもので、最大10万セットの販売が見込まれている。

質疑の中で、他の補助策との統合についても意見が挙がり、プレミアム付き食事券と商品の分離は、市民への支援政策の多様性を考慮した結果であるとの意見があった。市当局は引き続き、感染症対策を念頭に入れつつ、経済の活性化を図る方針を示した。

また、教育福祉関係の施策として、子育て世帯への臨時特別給付金の支給も計画されており、システム改修など事務的な準備が進められている。さらに、環境建設関係の議題では、中小企業者への支援策や飼料価格の高騰に対する政策についても検討されている。

討論の結果、議案第83号は全会一致で可決され、周南市議会は今後の新型コロナウイルス対策を継続しつつ、住民への支援を強化する姿勢を示した。

市長の藤井律子氏は、この後の発言で、感染拡大に向けた更なる対策の重要性を強調し、特に未接種の若年層へのワクチン接種を促進する必要性について言及した。市民に対しても今後とも基本的な感染防止策の徹底をお願いし、全体的な感染状況を注視することを求めている。

会議は副議長の閉会宣言をもって終了した。この臨時会は、新型コロナウイルスの影響を受けた市民や事業者への支援策を確認するとともに、今後の衛生対策を強化する重要な機会となった。

議会開催日
議会名令和4年第4回周南市議会臨時会
議事録
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