令和4年12月16日、周南市にて第7回市議会定例会が開かれた。
本会議では、会議録署名議員の指名が最初に行われ、「吉安新太議員」「渡辺君枝議員」が選出された。次に、環境生活部から報告された損害賠償に関する専決処分について、報告第13号から第15号までの質疑が続いた。
質疑の中で「細田憲司議員」が職員の交通事故について触れ、過去数年度にわたる公用車での事故件数を求めた。その結果、令和4年度には、11月末時点で34件の事故が報告された。
総務部長の「道源敏治氏」は、この事故件数について、職員の安全運転教育の強化や事故防止に向けた取り組みを話し、「特に公用車の運転に際しては細心の注意が必要」と強調した。また、過失割合の高いケースに関する質疑もあり、「令和4年度では損害賠償が発生する事故は5件で、全て市が100%の過失と認定されている」と説明した。
続く日程で議案第123号である一般会計補正予算の審議が行われ、委員長の「佐々木照彦議員」が内容を報告し、質疑が交わされた。特に「夜間勤務手当て」の補正額に関して、市として適正な災害対応ができているか、懸念する声があがった。
環境建設委員会の中間報告では、地方卸売市場の青果卸売業者再生計画について説明があり、地域経済の活性化に向けた取り組みが議題となり、取扱高が減少傾向にある現状についても触れられた。この再生計画には、「地域との協力」を重視する方針が含まれており、今後の取り組みに期待がかかる。
また、個人情報の保護に関する法律施行条例についても審議された。市長は、法律改正に伴う必要な条例整備を進める方針を示しながら、特にデジタル環境の変化に伴う個人情報保護の重要性を強調した。
議会後の質疑では、ふれあいルームの利用状況に対して、「福田吏江子議員」が利用実態について質問し、利用者の年齢層や活動内容が異なることに対する懸念を示した。
最後に、令和4年第7回市議会定例会は、全ての議事を終え、閉会となった。議員たちは市民の安全や福祉の向上に向けた取り組みを確認し合い、次回に向けた意欲を新たにした。