令和6年7月11日、周南市第2回議会定例会が開催された。
議事は、会議録署名議員の指名から始まり、続けて一般質問へと移る。
その中で青木義雄議員は、保育行政や高齢者支援、物価高騰について質問し、市長の藤井律子氏が回答した。
具体的には、自市における待機児童については現在73人の入所保留児童が存在するが、全体の待機児童は存在しないことを言明した。藤井市長は、更なる支援策の必要性を認識し、他市の取り組みとも比較していく旨を伝えた。
また、高齢者バス・タクシー運賃助成事業についての拡充の要望も受け、福祉部長は、助成券の郵送や利用者ニーズに応える政策について言及した。
さらに、物価高騰への商業者支援についても触れ、補助金の活用方針を示した。
この日は特に、岐山通りの中央分離帯の維持管理問題も取り上げられた。古谷幸男議員は、花壇や樹木の管理についての改善を求め、景観向上に向けた具体策を市に訴えた。
選挙に関する質疑では、ビラの頒布規制、投票率の地域差、そして投票への啓発活動の重要性が強調された。選挙管理委員会の平野委員長は、投票率向上に向けた取組として、地域特性に応じた啓発活動を進めると述べた。また、学校の地域との連携強化も課題に上がり、行事への地域参加が求められる状況になったことが、市民の教育への関心を示すこととしている。
このように、広範なテーマについての議論が展開され、周南市の今後の施策へとつながる重要な内容が議会内で交わされた日となった。