令和3年第1回周南市議会臨時会が1月29日に開催され、重要な議案が審議された。
特に注目されたのは、周南市一般会計補正予算(第15号)が議題となり、迅速なワクチン接種の実施に向けた予算が可決された点である。
教育福祉委員長の岩田淳司議員は、周南市立中学校条例の一部改正について報告した。
この改正は和田中学校の廃止によるもので、廃校後の施設の活用については、市長部局が所管し今後の活用方法を検討することが示された。
質疑応答では、廃校後の施設利用について、屋内運動場やプールは小学校が使い続けることになると説明された。さらに、教育福祉関係の審議では、質問の後に討論がなく、全会一致で原案通りに可決されることが決定された。
また、予算決算委員長の佐々木照彦議員によれば、ワクチン接種に関する質疑も行われた。今回のワクチン接種の対象は、本市に住民票を置いている人であるが、他市で受ける場合色の扱いについても考慮されていることが説明された。
特に、効果的なワクチン接種を実現するため、集団接種の実施場所は市内7か所が計画されている。新型コロナウイルスワクチンの接種条件に関しては、市民の理解を得るため、情報提供の重要性も訴えられた。
このほか、議会全体では、ワクチン接種の実施に向けた具体的な取り組みが求められ、藤井律子市長が「迅速かつ円滑な実施に向けた取組を全力で進める」との決意を語った。
最後に市長は、今が感染を抑える正念場であることから、感染予防策の徹底を呼び掛け、市民の安全を第一に考えた行動を促した。