令和4年第4回周南市議会臨時会が7月22日に開会した。
会議では、まず、先月に起こった安倍晋三元内閣総理大臣の銃撃事件について議長の土屋晴巳議員が哀悼の意を表した。議長は、事件発生に伴い、集会や会議の場での感染防止策の徹底が重要であると強調した。
日程では、会議録署名議員の指名が行われ、田中昭議員と田村勇一議員が選ばれた。また、会期は7月22日から25日までの4日間と決定された。続いて、二つの損害賠償に関する報告が行われた。
まず、企画部長の川口洋司氏が、ある公用車と無人車両の接触事故に関連する損害賠償の額が66,022円に定められたので報告した。事故の原因は運転者の周囲確認不足であり、再発防止に向けた教育を行うとのことである。議員の友田秀明氏は、事故が頻発していることに対する危機感を示し、市職員の安全運転意識の向上を求めた。
次に地域振興部長の末永和宏氏は、動物園の電話料金延滞による損害賠償は79円であると報告した。この事例が示すミスは、市全体の運営に悪影響を及ぼす恐れがあると議員から指摘が相次いだ。
さらに、議案第83号である令和4年度周南市一般会計補正予算(第6号)が提案された。市長の藤井律子氏は、経済への影響を軽減するために、予算を時期に応じた支援策として11億2,981万5,000円を増額する目的で提案した。具体的には、キャッシュレス決済のポイント還元キャンペーンや子育て世帯への給付金の支給が含まれている。議員からは、今回のコロナの第7波が拡大する中での取り組みについて質疑がされ、経済活動と感染対策の両立をしっかりと図る必要性が強調された。