令和5年6月2日に開会された周南市議会臨時会では、複数の議案が審議された。
主な内容としては、副市長の選任や一般会計補正予算に関する議案が挙げられる。特に、物価高騰による影響を受けた低所得子育て世帯への支援策が話題となった。
市長の藤井律子氏は、副市長の任期満了に伴い、後任として道源敏治氏を任命する意向を示した。藤井市長は、道源氏が持つ行政経験に多くの期待を寄せていると述べた。また、議案第52号では、特別給付金として子供一人につき5万円の支給を提案した。これに対し、こども局長の穴田典子氏は、すでに3年連続で給付金の支給が行われていることを強調した。
また、報告第5号と第6号では、最近発生した物損事故に関する損害賠償についての専決処分が報告された。特に、消防団車両の運用時に起きた事故について、消防長の山本亜希広氏は、後方確認が不十分だった点や誘導員が不在だった点を説明し、安全対策を強化する意向を示した。議会内では、中村富美子議員が事故の詳細や損害賠償額について質問を投げかけ、具体的な内容が議論された。
この会議は、6月5日までの4日間にわたって行われる予定であり、その他の議案も順次審議される。議席指定や会期決定等、運営に関する重要事項も議決が進められた。今後の会議においても、地域住民へのサービス向上に向けた議論が期待される。