周南市議会は、令和3年11月9日に第9回臨時会を開催した。
本日の臨時会では、議会運営に関わる重要な議題が多数上程された。
特に、企画総務委員会からの「公共施設再配置に関する調査」や、教育福祉委員会からの「新型コロナウイルス感染症対策に関する調査」が特に注目される。
まず、公共施設再配置調査の中間報告において、企画総務委員長の井本義朗議員が、"安全安心な地域拠点の整備が最優先課題である"と強調した。
調査により、和田地域での防災施設の必要性が浮かび上がっており、新たな支所の候補地として米光エリアが提案されている。これは、住民の意見を尊重しながら進める必要があるとし、"地域との協議を通じて理解と納得を得ることが重要です"と述べた。
新型コロナウイルス感染症対策の調査では、教育福祉委員長の金子優子議員が、約10万8,700人のワクチン接種が終了したと報告し、接種率84.7%の高さが強調された。接種体制への評価もあり、スムーズな運用が功を奏したとのことだ。
特に,高齢者や層に対する予約体制が整えられた結果、高い接種率を実現したと振り返った。
さらに、環境建設委員会からは『空き家対策に関する調査』について報告があり、181戸の空き家が不適切な管理にあるとの指摘がなされました。
統計に基づいた具体的な対応策が求められており、議員たちからは、"地域住民と連携した施策の必要性"が繰り返し提起されている。
空き家の問題が増加する中で、所有者への新たなサポートが急務とされている。
最後に、今回の臨時会では、議案第107号が新型コロナワクチンの3回目接種に向けた予算として2億3,700万円の補正を提案された。
市長の藤井律子氏は、"効率的な接種体制の確立が求められる"と指摘し、受けた反響は市長の施策への信頼を示すものとなった。
以上のように、周南市議会の臨時会では地域の未来を見据えた議題が重要視され、専門的知見を背景に質疑が展開された。今後、地域との対話を重視しながら実のある施策に結実させることが期待されている。