令和5年第1回周南市議会臨時会が2月1日午前9時30分に開会した。
本会議では、会議録署名議員の指名を行った後、会期を2日間と決定し、諸般の報告が続いた。報告内容では、教育福祉委員会からの中間報告が重要なポイントであった。特に、周南市立桜木小学校「ふれあいルーム」に関する掲示物問題に焦点があてられた。教育長の厚東和彦氏は、「この掲示物は、研究発表大会の中で作成されたものであり、当初は教育的意義があったが、その後の掲示の扱いについて配慮が不足していた」との意見を述べた。
また、議会内でもこの問題が長期間放置されており、市民に疑問を持たれる結果に繋がった。教育委員会の管理が不十分であったとの反省の言葉があったほか、今後の教育活動における方針についても議論が交わされた。さらに、指定管理者制度についても言及があり、地域振興部の末永和宏部長は、市民センター運営の透明性について力を入れると発言した。
中でも桜木市民センターの指定管理者の指定については、関連議案が提出され、地域の意見を反映し市民が利用しやすい運営を行うことが求められた。議員たちは、運営協議会の会長が現職の市議名であることから、個人の活動と市の運営が混同することのないようきちんとした線引きを求めた。
また、教育長自身が発言した通り、子どもたちにとって身近な存在であるべき施設であることから、議会としても必要に応じてのアプローチが必要であるとの認識を共有することとなった。住民が安心して使える場所であるべきだからこそ、今後の方針が如何に示されるかが問われる。