周南市議会は、令和4年11月9日に第6回臨時会を開催した。
この会議では、一般会計および特別会計の歳入歳出決算の認定並びに令和4年度の補正予算に関する議案が審議され、重要な案件として、いくつかの議案が全会一致で可決された。
まず、議案第114号に関して、予算決算委員長の遠藤伸一議員が報告を行い、令和3年度周南市一般会計及び特別会計の決算について説明した。この決算は、歳入及び歳出の内容が詳細に分析され、特に経常的経費の微増と臨時的経費の減少が指摘された。委員会では、来年度の予算編成に向けた意見を盛り込んだ42項目の意見を付して可決。
さらに、議案第115号では令和4年度周南市一般会計補正予算(第8号)の専決処分が報告され、承認の要請があり、これも全会一致で承認された。この中で、新型コロナウイルス感染症関連の支援策についても触れられ、迅速な支給が求められている。
また、議案第116号による補正予算第9号も審議され、特に商工振興費や農業振興費に関連したコロナ対策の具体化が議論された。
空調設備の改修工事を取り扱う議案第117号も重点的に紹介された。これは、周南市総合スポーツセンターの工事請負契約に関し、約3億8千万円で契約を結ぶことに進展した。品質やコストに関する質疑が交わされ、全会一致で可決された。
続いて議案第118号についても説明され、旧国民宿舎湯野荘の譲与について意見交換が行われた。こちらも質疑を経て全会一致で可決。この譲与は無償で行われるため、多くの意見が寄せられた。
最後に、開会中の継続審査として、先の陳情が議題に上がり、合意形成がなされる旨も述べられた。これにより、周南市議会の継続的な取り組みが確認された。
新型コロナの影響が依然として大きい中、決算認定や補正予算を通じて市民生活の安定を図る方針が市議会によって確認され、各議案は全体としての合意が得られ、重要な市民サービスの維持に関わる案件がいくつか前進した。