令和元年6月24日、周南市で第4回定例会が開催された。市長の藤井律子氏は、所信表明でこれからの市政運営における方針を示した。特に市民とのコミュニケーションの重要性を強調し、市政の透明性を向上させる必要性に言及した。藤井市長は、自らの経験を生かし、市民の安心感を第一に市政を進めることを誓った。
所信表明では市政の状況や市民の要望への配慮が強調された。特に「市民に見える市政」を目指し、自らの考えを市民に伝えることが求められている。
教育福祉委員会の土屋晴巳議員は、管理者制度の中間報告を行った。指定管理者制度の導入により、地域活性化に寄与する取り組みを評価しつつも、運営の透明性について疑問点が残るとの指摘がなされた。質疑応答では、指定管理者の実績や改善点について意見が交わされた。
次に環境建設委員会の報告が行われ、新南陽駅周辺の整備について多様な改善が進んでいることが報告された。駅前広場の整備やバリアフリー対策が進み、利用者にとって快適な環境作りが行われることが期待されている。
中心市街地の活性化に関する報告では、田中和末議員による新規出店数や歩行者通行量の目標設定が説明された。委員会は今後の計画に向けての具体的な施策について意見を交わした。
議員提出議案第1号と、各委員会からの提案が審議された。ここでの質疑では、指定管理者制度の見直しやコスト削減、サービスの向上について活発な意見が飛び交った。特に、指定管理者によるサービス提供の質の確保が求められた。これにより、周南市の財政健全化へとつなげる狙いも明らかになった。
最後に、選挙が行われ、議長や副議長などの役職者が新たに選定された。新しい執行部は、今後の市政運営において市民の期待に応えられるよう、しっかりとした取り組みが求められている。本定例会は、市民の生活に直接影響を及ぼす重要な議題が数多く議論された。市議会は、今後も透明性のある運営と市民との連携を重視していく方針を示した。