令和3年4月23日、小矢部市議会臨時会が開かれ、議案が一括して審議された。
会議では、令和3年度小矢部市一般会計補正予算(第1号)など重要な議案が上程され、議員の質疑はなく、全員一致で可決された。
まず議案第25号について、桜井森夫市長が提案理由を説明した。市長は新型コロナウイルス感染症に対する緊急対策として、約1億4千万円の補正を行う必要性を強調した。
市長は、「感染症拡大防止に向けた対策及び地域経済の活性化」を目的とし、様々な施策を提案した。具体的には、高齢者のワクチン接種体制整備や子育てに対する支援が含まれる。
また、議案には、低所得のひとり親世帯への生活支援や事業者への助成制度延長も盛り込まれており、感染症の影響を受けた市民生活の支援が目的である。これに対し、全議員からの賛成が得られた。
さらに、専決処分事項の承認に際し、市の固定資産評価審査委員会条例の一部改正なども合わせて議決された。これにより、適切な資産評価を進める方針が打ち出された。特に議長である藤本雅明氏は、公共の利益にかなうこの方針の重要性を述べた。
市民へのサービス向上と新型コロナウイルス対応の両立を図る中、議会は一致団結して予算案を承認し、市長は今後も市民との連携を大切にしていく考えを示した。このように、議会は効果的な施策実施に向けて、迅速に対応していく姿勢を覗わせた。
臨時会は午後3時15分に終了し、その後、市長及び議長が会議録に署名し、正式に閉会となった。