令和6年6月14日、小矢部市議会定例会が開催された。
本会議では、議案や報告事項が取り扱われ、桜井森夫市長が提案理由を説明した。特に強調されたのが、自然災害からの復旧への取り組みと、地域発展のための施策である。
市長は、昨年の豪雨災害と今年の能登半島地震の影響について、状況が明らかになりつつあると述べた。特に、国道359号の通行止めが解除され、地域が通常の生活に戻りつつあると報告した。
新庁舎の整備方針も発表され、耐震対策や災害拠点としての観点が重要視される。市長は、これからの時代に求められる庁舎機能について、職員および市民の利便性を向上させるための検討を進める意向を表明した。
次に、新型コロナウイルス感染症対策について言及があった。市長は、人々のつながりを取り戻すため、地域の祭りを通じた交流促進に取り組んできたことを強調した。特に、「小矢部三大祭」などの成功を挙げ、今後の地域活性化に期待を寄せている。
また、少子化問題についても触れ、人口減少のスピードを抑制する施策として、子育て環境の整備が重要であるとした。桜井市長は、「あったか子育て日本一」を目指す意向を示した。
さらに、今年7月に開催されるパリオリンピックに関連して、ホッケー競技での小矢部出身選手の活躍も期待される。市長は、地域のスポーツ振興についても関与を強調し、地元チームの活動をサポートしていく考えを述べた。
今回提出された議案の中には、令和6年度一般会計補正予算が含まれ、その追加予算額は6億615万円となっている。歳入歳出の総額は150億5475万5000円に達する見込みで、民生や教育、インフラ整備に向けた予算が盛り込まれている。
市長は、議員らに今回の議案の慎重な審議をお願いし、施設整備や地域支援の重要性を再確認した。これからの議会運営において、議題は多岐にわたり、地域の発展に向けた音声が高まっている様子が伺えた。
本日の会議は、すべての議事を終えて散会した。