射水市の令和5年12月定例会が議会の定足数が確認された後、開幕した。
特に注目されるのは、日程第1に取り上げられた議案第71号および議案第72号である。
夏野元志市長は、戸籍法などに基づく手数料条例の改正について提案した。
これにより、現金に代わる手数料徴収が可能となる。
また、国民健康保険税の免除制度を含む条例改正も提案されたが、質疑はないまま委員会に付託された。
市長は、慎重な審議をお願いした。
その後、日程第2から第6にかけての各議案が報告、質疑を経て採決され、いずれも賛成多数で可決された。
議案第52号及び第53号は、それぞれ水道事業と下水道事業の未処分利益剰余金の処分を扱った。
これに対し、日本共産党の根木武良氏は、剰余金の還元を求める反対討論を行った。
特に、水道使用料の減免要求は市民の声に基づくものであったようだ。
続いて、同意第27号から第31号まで、教育委員会や固定資産評価審査委員会の人事についても何ら異議なく可決となり、信任が得られた。
また、庄川水害予防組合議会議員の選挙についても、指名推選による方法が決定され、すでに7名の候補者が選ばれた。
最後に、夏野市長は定例会閉会に先立って挨拶を行った。市民の安全や福祉を守る重要性に言及し、今後の議員との協力を求めた。
地域の防災力向上やエネルギー政策、社会福祉施策の推進といった様々な課題に取り組むことが期待されている。
市長は、「未来世代に選ばれるまち射水」を目指し、様々な施策を進める意欲を表明した。