射水市議会の令和6年6月定例会が5日目を迎え、午前10時から開催された。
会議では、各議員が市民の生活向上や進行中の事業について一般質問を行った。議題には、災害対策や福祉施策、観光振興策など、多岐に渡る重要なテーマが取り上げられ、議論が白熱した。
最初に、子育て支援の充実に向けた児童手当制度の拡充についての質疑が行われた。市からの説明によれば、2024年10月からの児童手当拡充により、高校生にも月額1万円が支給され、所得制限が撤廃されることが決定しているという。これにより多子家庭への支援が強化されることが期待されているが、市民への周知方法についても工夫が求められている。
続いて、高齢者や障害者を対象とした医療機器の電源確保についても言及された。市民が必要とする電源確保のため、ポータブル電源や発電機の貸出制度の導入が期待されている。この内容に関して、今後の具体的な取り組みが必要だとの指摘があった。
また、福祉避難所の整備状況についても議論された。特に、地域社会の支援と協力が不可欠であり、要配慮者がより利用しやすい環境づくりが重要とされている。市は、情報提供や支援体制の強化に努める必要があるとされ、今後の取り組みに期待が寄せられている。
さらに、道路の維持管理に関して市内各所の道路陥没についても質疑があった。市は、陥没箇所が増加している現況を認識しており、早急な点検と復旧作業が求められている。今後は、AI技術を活用した道路管理の効率化も検討中とされ、技術導入による効果の測定が期待されている。
議長は、会議の円滑な進行を確認し、今後の市政運営に対する見解を示した。議案第45号から58号までの付託も行われ、次回以降の特別委員会での審議が期待される。各議案の今後の進展についても注目が集まる。
このように、令和6年6月の定例会では重要なテーマが取り上げられ、今後の市政への施策推進が期待される中、議員たちの熱心な議論が続いた。