令和6年3月22日、小矢部市議会は定例会を開催し、諸案件の審査を行った。
今回の会議では、主に「令和6年度小矢部市一般会計予算」が議題となり、全会一致で可決された。今回は災害復旧事業にも重点を置いた予算編成となっている。これに関連して、桜井森夫市長は「迅速な災害復旧と市民の生活再建を優先課題としている」と述べた。
また、予算特別委員会の廃止も決定された。新たに設立された防災基本条例の制定については、福島正力氏が提案した。彼は「近年の豪雨や地震における教訓を生かし、市民を守る体制を築く」ことが重要だと強調した。
さらに、人権擁護委員の候補者推薦が行われ、山本善継氏や本多弘子氏などが推薦された。市長はこの過程の重要性を訴えつつ、議会の同意を求めた。
議員派遣についても特に異議がなく、原案通り決定。閉会中の継続審査事項も合意を得て進められることが確認された。議長の山室秀隆氏は「全ての議案は市民の声を反映している」と締めくくり、会議を終えた。
この定例会においては、特に防災や地域振興など市民の生活に密接に関わる議題が多く取り上げられ、活発な意見交換が行われた様子が伺えた。今後の施策に期待が寄せられる中、議会は市民サービスの向上に努めていく方針を示している。