令和3年9月17日に行われた小矢部市議会定例会では、複数の議案が審議された。
核心となったのは、令和3年度一般会計補正予算や水道事業給水条例の改正案である。
市長の桜井森夫氏が提出した議案第34号は、コロナ禍の影響を受けた予算の見直しを提案した。
桜井市長は、「積極的な予算編成が地域の活性化に繋がる」と訴えた。
議案第37号の水道事業給水条例の改正案について、賛成の意見が挙がる一方で、16番の砂田喜昭氏は、検針方式の変更が市民に与える影響を懸念。
「低所得者層への配慮が必要だ」と強調し、改正に反対した。
また、請願第2号ではコロナ禍による米価の下落を受け、「過剰在庫の解消に向けた国の支援が求められる」とも訴えたが、不採択と決定。
この点について、砂田氏は「農家への影響を無視してはならない」と主張した。
さらに、議員提出議案第2号では、厳しい財政状況を背景に地方税財源の充実を求める意見書が提案され、全会一致で可決となった。
「国に対して安定的な税収を保証するよう求める必要がある」という意見が多数を占め、今後の市政に影響を与える意義が大いに語られた。
最後に、市議会は個人情報保護に関する立法の改正を求める請願第3号も審議したが、こちらも不採択となった。議論は活発であったが、採決を通じて難しい結論が得られた。
これにより、閉会中の継続審査事項についても協議され、今後の課題に向けた準備が進められることになる。