令和2年9月小矢部市議会定例会が議論を交わした。
今回の定例会では、予算補正案や各種報告が審議された。
特に、新型コロナウイルス感染症への対策として提案された補正予算が注目を集めた。
市長の桜井森夫氏は、令和2年度小矢部市一般会計補正予算(第6号)の提案理由を説明した。
その内容には、新生児特別定額給付金など子育て世帯を支援する施策が含まれている。
この給付金は、新たに市民となる新生児に対し、10万円を支給することにより、経済的負担を軽減する狙いがある。
さらに、桜井市長は児童福祉対策費の拡充にも触れた。
インフルエンザ予防接種費用の全額助成によって、子ども世代の接種率を高める試みが展開される見込みだ。
このような施策は、医療機関の負担を軽減すると同時に、コロナとインフルエンザの同時流行に対処する一環となる。
また、65歳以上の高齢者に対しても、インフルエンザ予防接種の自己負担を全額公費負担する方針が示された。
新型コロナウイルス感染症による重症化リスクの高まりを鑑み、この施策は重要です。
桜井市長は、経済や医療に対するアクセスをいかに維持するかに、配慮を続ける意向を強調した。
補正予算の具体的な規模としては、歳入歳出ともに約2億4,200万円の増額が計画されている。
これらの財源は、国や県からの支出金に依存する部分が多いため、支出計画に慎重な検討が求められる。
他にも、国民健康保険事業特別会計補正予算や後期高齢者医療事業特別会計補正予算も審議された。
これに加え、健全化判断比率と資金不足比率に関連する報告も行われ、市の財政健全性を監査委員の意見とともに確認する場となった。
最後に、今回の定例会では9月7日から9日までの議案調査期間を設定することが決議された。
次回会議は、9月10日に再開される予定であり、引き続き重要な議題についての審議が行われる見込みだ。
今後の議論に注目が集まる。