令和4年6月に行われた小矢部市議会で、重要な話題がいくつか浮上した。まずは、一般会計補正予算(第1号)や財産の取得が中心となった。議会では、慎重に検討された予算案が承認され、今後の市の運営に大きく寄与することが期待されている。
また、代表質問においては、「誠流」の沼田信良氏が新型コロナウイルスに関する質問を行い、地域の祭りの再開に向け、各自治会が準備を進めたことを評価した。市長の桜井森夫氏は、祭りが地域の活力につながると強調し、今後も地域活性化に向けた施策を推進する意向を示した。また、祭りの中でも、獅子舞の文化財指定について議論がされ、地域の伝統文化の保護が急務であるとの認識が示された。
さらに、タウンミーティングでは人口減少問題が取り上げられ、地域ごとの課題解決への取り組みが求められた。市の長期的なビジョンには、持続可能な発展に向けた重点的な施策として、地域間の交流を促進することが挙げられた。そして、災害対策に関する質疑もあり、近日の火災を受けて水利の確保が必要である旨が述べられ、関連組織との連携強化が求められた。
そして、地域農業の将来を見据え、農振除外および農地集合化の進行に伴い、空き家と農地をセットで売却する可能性についても語られ、移住定住施策としての重要性が強調された。市の施策としては、地域における農地の有効活用を促す方針が示され、市民生活の質の向上を目指す取り組みが取り上げられた。
このように、議会からは多岐にわたる重要なテーマが議論され、桜井市長もこれらの課題を真摯に受け止め、誠心誠意の施策を進めると表明された。小矢部市が抱える問題を解決するために、市議会との連携を深めながら、それぞれの問題に対応していく必要があるとし、より良い未来を目指す姿勢が示された。