令和4年6月小矢部市議会定例会が開催され、重要な議題が取り扱われた。主な焦点の一つは、消防団の活動であった。この問題について、嶋田幸恵議員は、消防団員の負担軽減策について質問した。以前に実施したアンケート調査から、団員たちが操法大会などの活動に負担を感じていることが明らかとなり、その結果として団員の参与体制の改善が求められた。特に、古川正樹総務部長は、「市操法大会への参加が年ごとの輪番制に変更された」と述べ、消防団員の活動がより効率的になることを期待すると強調した。
次に、消防団の出動手当について、嶋田議員は不公平感が生じないよう、出動した際の給付基準の明確化を求めた。古川部長は、各団員の出動状況を踏まえ、今後の運用について検討を行い、明確な基準の設定に努める意向を示した。
さらに、行方不明者の捜索活動について嶋田議員は質問をし、地域住民や消防団が連携して行われる捜索体制が重要であると述べた。古川部長は、見つかった際の初期行動について説明し、適切な情報共有や捜索体制の強化が進められる必要性を示唆した。
災害時の避難所運営についても議論された。避難所が設置される際の問題点、すなわち物資の搬送や被災者の受け入れに関する調整の難しさが指摘された。嶋田議員は、新型コロナウイルスが依然として影響する中で、避難所の運営が円滑に行われるようするための仕組みを整える重要性を訴えた。
最終的には、議題に上がった核兵器禁止条約の請願にて、議会全体で意見が交わされる中、民主的に重要な議題として今後の検討が必要であることが改めて確認された。