令和3年6月、小矢部市議会の定例会が開催された。
会議では、一般会計の補正予算が提案され、各議案が審議された。
総務産業建設常任委員会の報告によると、議案第26号から議案第32号までの補正予算案は原案通り可決された。
特に、歳出の増加額には民生費が2,835万円、教育費が約2,592万円が含まれている。
常任副委員長の出合和仁氏は、教育費の増加について「地域の教育環境の向上に寄与する」と述べ、重要な審議事項であると強調した。
次に、請願第1号に関しての審議が行われ、核兵器禁止条約の署名・批准を求める意見書は不採択となった。
議員の砂田喜昭氏は、核兵器の非人道性について議論を展開し、日本政府の責任を強調したが、最終的に議会は賛成少数で反対を選択した。
「核禁止条約への参加は国の責務であり、核のない未来を試みるべきだ」と述べた砂田氏の意見は、議会内でも賛否が分かれた。
また、副市長の竹田達文氏の選任同意も行われ、全会一致で同意された。
市長の桜井森夫氏は、竹田氏の経験と能力に期待を寄せる意見を述べ、「市民の幸福に資する事業を推進すると信じている」と述べた。
竹田氏自身も、今後の行政課題に対する取り組みの意志を示し、市民活動を支援する姿勢を明らかにした。
最後に議会は、閉会中の継続審査事項についても審議し、各委員長からの申し出に対し異議なしと認め、閉会が決定した。
この定例会では、地域の重要事項に対する審議が行われ、市の将来計画に向けた方針も確認された。