令和4年3月、小矢部市議会の定例会が開催され、市長提案の予算が審議された。
今会議では令和4年度小矢部市一般会計予算を含む複数の議案が審査された。予算特別委員会の義浦英昭委員長は、全会一致での可決を報告し、新型コロナウイルス対策に早期対応する必要性など、重要な意見が提出された。
市が提案した令和4年度予算では、厳しい財政状況を考慮し、住民福祉の増進を目指す重要な施策が多く含まれている。これに対し、議員からは、教育予算の減少や子供医療費助成についての懸念が示された。
砂田喜昭議員は、議会においてロシアのウクライナ侵略を批判し,核兵器の廃絶に向けた意識の高まりを訴え、今回の予算案に対して幅広い視点から反対意見を表明した。彼は、経済だけでなく教育や福祉においても市が果たすべき責任を強調した。
福島正力議員も予算案へ賛成し,市が進める政策の健全性を支持した。彼は、医療制度の安定化に向けた施策の必要性と、健康寿命の延伸に向けた継続的な取り組みを訴えた。
また、予算特別委員会の廃止に関する提案が全会一致で可決された。これにより、今後の議会運営において効率化を図ることが期待される。加えて、議員提出の意見書についても、一部改正や制度の透明性を高める取り組みが進められる。
重要な人事としては、新教育長の任命が行われ、任期満了の野澤敏夫氏から新たに栢元剛氏へと引き継がれることとなった。野澤氏は、市教育行政の発展に尽力してきた功績を強調し、栢元氏が新たな役割を果たすことを期待する旨の挨拶をした。
このように、本定例会では新年度に向けた多くの議案が可決され、次世代の育成や住民福祉の向上を目指す方針が示された。議会の開催が市民にとって重要な情報の共有の場であることが再確認された。