令和5年6月小矢部市議会が16日に開会した。今回は、重要な議題が多岐にわたる内容となった。
まず、議会は会議録の署名議員として石田義弘氏と嶋田幸恵氏を指名した。さらに、会期は本日から6月29日までの14日間に決定され、特に異議も出ず承認された。
次に、継続審査事項の報告があり、3月定例会での所管事務調査報告書が各委員長より提出された。
また、重要議案として令和5年度小矢部市一般会計補正予算が提案され、歳入歳出それぞれ8,745万1,000円を追加し、総額を136億8,543万円とする内容が説明された。桜井森夫市長は、デジタル化推進や新型コロナウイルスワクチン接種に関する費用の増額についても強調した。
この補正には、国庫支出金や県支出金、寄附金など多様な財源が活用される。特に、民生費や衛生費の増額が目立つことから、今後の施策が市民生活に与える影響が期待される。
また、議案第32号から議案第43号までは小矢部市内の各種条例の改正が提案され、議案第44号は消防ポンプ自動車の更新、議案第45号はスクールバスの購入についても触れられた。
市長は、これらの議案が市民の安全と利便性向上に資するものであると考えていると明言した。加えて、少子化対策についても言及があり、今後の国の施策動向に注視しながら取組を進める姿勢が示された。
本日の会議では、嶋田幸恵氏が在職20年の表彰を受け、その功績が称えられた。今後の地方自治の発展に寄与するため、市と議会の連携が求められると議員たちは口を揃えている。会期中、さらなる討議が期待される。