令和2年6月19日、令和2年6月小矢部市議会定例会が開催された。議題には、令和2年度小矢部市一般会計補正予算(第3号)や小矢部市重度心身障害者等医療費助成条例の一部改正などが含まれた。新型コロナウイルス対策を考慮し、委員会付託による質疑が行われ、各議員から様々な視点からの質問が多数上がった。
特に影響を受けたのは新型コロナウイルスによる生活への多大な影響である。14番の嶋田幸恵氏は、生活が一変した状況や行動制限について言及し、今後の感染症への備えとして市民力を強化する必要性を強調した。彼女は自ら市民人材バンクの設置を提案し、この取り組みにより地域の防災力を向上させるべきだと述べた。
一方で、予算関連の質問も多く寄せられた。特に、上下水道の料金減免案やインフルエンザ予防接種助成の復活が求められ、多くの市民が生活の厳しさを訴える中、支援の必要性が再確認された。市長の桜井森夫氏は、この件について迅速な情報提供と考慮を行うことを約束した。さらに、来年度の学校給食の支援項目にも重きを置く意向を示した。
また、小矢部市立大谷中学校の取り組みが紹介され、吉田都市計画部長は部活動や特別授業の再開に向けた具体的な手法についても進捗状況を報告した。特にコロナ禍における学びの確保や学習方法のICT化についても話題になり、教育長の野澤敏夫氏は、タブレット端末導入のスケジュールや具体的な学習内容へ導入するプランの整備が進められていると説明した。
今後の活動として、各団体や市民との連携を深め、地域のニーズに応えられるような取り組みが期待される。市民から寄せられるさまざまな声に耳を傾け、実行可能な施策を検討する姿勢が重視されている。市政におけるすべての取り組みが市民の生活向上に繋がることを願ってやまない。