令和4年10月21日、小矢部市議会の臨時会が開催され、議案第38号の審議が行われた。
議案では、令和4年度小矢部市一般会計補正予算について提案があり、原油高や物価高に直面する市民や事業者に対する支援策が示された。市長の桜井森夫氏は、今回の補正予算により、支援を迅速に行いたい意向を表明した。
補正の内容には、エネルギーや食料品価格の高騰に対する緊急支援が含まれる。特に、住民税非課税世帯や低所得世帯への給付金支給が挙げられた。また、児童福祉対策としてお米引換券の配布が行なわれ、配布対象が中学生以下から高校生以下に引き上げられることにより、支援を拡充する。市長は「物価高騰の影響を受けた市民生活を守るため、しっかりとした対策を講じていく」と述べた。
次に、企業への支援についても触れた。民間保育施設への支援金支給や、地域医療機関への援助が盛り込まれ、安定したサービスの提供が確保されるよう配慮される。
また、新型コロナウイルスワクチン接種の推進も重要な議題の一つであり、特にオミクロン株に対する対策とともに、乳幼児向けワクチン接種の実施が計画されている。市長は「感染拡大防止に向け、引き続きワクチン接種を進めていく」と強調した。
議案第38号は、出席議員全員の賛成により可決された。議長の義浦英昭氏は、「市民の生活を支え、地域の活性化に繋がるよう今後も取り組む」と結びの言葉を述べた。
以上で、本臨時会に付議された案件の審議は終了し、議会は閉会した。