令和6年6月27日、小矢部市議会定例会が開催された。
議事では、令和6年度小矢部市一般会計補正予算に関わる11件の議案が一括で議題となった。民生文教常任委員会副委員長の山田吉晴氏は、「補正予算は子育て支援に資するものであり、特に社会福祉総務費が増額されている点が挙げられる」と報告した。
また、総務産業建設常任委員会副委員長の石間庄二氏は、「今年度の補正予算では、特に災害復旧や防災施設の整備が急務である」と述べた。その中で、6億615万5,000円の歳入増額を含む補正予算が提案され、他の議案と共に可決された。
加えて、議員提出議案第2号「厚生年金への地方議会議員の加入を求める意見書」は全会一致で可決された。この議案は、地方議会議員が厚生年金に加入することを求めるものであり、提案者の藤本雅明氏は「議員の活動を支えるためにも早急な法整備が必要だ」と強調した。
一方、議員提出議案第3号の「女性差別撤廃条約選択議定書の速やかな批准を求める意見書」に関しても、藤本雅明氏は日本の男女平等実現の必要性を訴え、理由を説明した。会議では、現在の日本の「ジェンダー・ギャップ指数」が146か国中125位と厳しい状況にあることが再認識された。
さらに市長の桜井森夫氏は、農業委員会委員の任命についての同意を求め、質疑の後に承認された。
議会は、閉会中の継続審査事項についても取り決め、災害管理や地域振興を含む様々な議題を今後も進めていく意向を示した。議長の山室秀隆氏は、「市民の信頼に応えるため、効率的かつ速やかな事務処理を心掛ける」と述べ、会議を締めくくった。
本日は以上の議題が取り上げられ、すべての議案が賛成多数で可決された。次回の議会では、更なる討議と行動が期待される。