射水市議会の令和4年12月定例会が令和4年12月13日に開催された。議事日程には一般質問や議案に関する重要な内容が盛り込まれており、市民生活に直結する様々なテーマについての議論が行われた。
一般質問の中で、公明党の不後昇議員は内水ハザードマップの必要性に触れた。内容は、最近の自然災害により頻発する内水氾濫を踏まえたものであり、国からの支援を期待する発言があった。夏野吉史上下水道部長は、内水ハザードマップの作成に関する国の方針を受けて、令和7年度までに完成させる方針を述べた。
さらに、不後議員は休日の部活動の地域移行についても質問した。文部科学省が進めるこの方針は、教員の働き方改革と少子化問題を背景にしており、関係者間の協力が必要であると指摘した。教育委員会の久々江豊事務局長は、休日の部活動地域移行に向けたモデル競技の取り組みを報告し、今後の方針を説明した。
また、市内の踏切道に関する安全対策についても活発な意見が交わされた。多くの児童が通学する場所として特に危険視されている小島踏切について、吉田忠都市整備部長が改良計画の進捗状況を明かし、地域住民に安全を提供するための努力を強調した。この取り組みは14年以上の歳月を経て進行中のものである。
出産・子育て応援交付金についての議論も行われた。夏野元志市長は、妊娠から出産、育児に関連する一連の支援策をお話し、経済的支援の重要性を訴えた。この交付金の導入は、少子化対策として市民から期待されている。
さらに、議案第71号の提案理由説明が行われ、予算特別委員会の設置や各議案の付託について議論が進められた。議長の山崎晋次は、議会全体の意見を尊重しながら、慎重な審議を求めた。予算特別委員会委員長には堀義治君、副委員長には津田信人君が就任した。これにより、今後の予算案に対する取り組みがより一層進むことが期待されている。
このように、射水市議会では市民の生活に密着した様々な課題についてしっかりと議論がなされており、その意見や方針は市の将来に大きな影響を与えるものと見込まれる。