令和2年7月21日、射水市議会臨時会が開催され、様々な議題が取り上げられた。
本会議では、議案第57号、令和2年度射水市一般会計補正予算(第4号)、が重要な議題として扱われた。市長の夏野元志氏は、補正予算が新型コロナウイルス感染症への対応として、国からの地方創生臨時交付金に基づくものであると説明した。
今号の補正予算は、歳入歳出それぞれ約2億9,480万円が増額され、予算総額は532億8,333万円に達する見込みである。市長は市民生活と地域経済を支える独自施策を提案し、「新生児育児支援給付金」や「高校生世代応援事業」が新設されるとのことだ。
質疑の時間においては、出席議員から特に質問はなかった。議案の内容は予算特別委員会に付託され、全会一致で可決となった。委員長の竹内美津子氏は、補正予算の資金が新型コロナウイルスの影響を受けた市民への支援に向けられるとの旨を強調した。
さらに、議長吉野省三氏は、今後新型コロナウイルスに対する警戒を続ける必要性や、これからの暑い季節に向けた熱中症対策の重要性についても言及した。市は、連日大雨警報が発表される状況下で災害対策を強化していく方針を示している。
また、教育機関への支援が示され、学校内での感染対策の徹底や、必要に応じて衛生用品等の提供が行われると伝えた。夏野市長は、適切な感染防止策の導入を通じて、市民の安全と安心を確保することに努めていく姿勢を見せた。
最終的に、すべての案件が採決され、今回の臨時会は無事に終了した。吉野議長は、議会参加者への感謝の意を表し、閉会の宣告を行った。議会は今後も市民の健康と安全を守るために取り組んでいく。