令和5年3月、射水市議会の定例会が開かれ、市政に関する重要な議案や報告が次々と審議されている。
出席議員21名のもと、まず会議録署名議員の指名が行われ、西元勇司議員、高畑吉成議員、中村文隆議員の3名が選任された。
次に、会期の決定が議題として取り上げられ、議長の山崎晋次氏は、「本定例会の会期は本日から3月17日までの19日間としたい」と提案。異議がなかったため、会期は19日間に決定した。
市長の夏野元志氏が登壇し、議案第1号から第26号までの提案理由を説明した。市長は、令和5年度予算案を中心に報告を行い、特に経済情勢について言及した。内閣府が発表した報告によると、景気は緩やかに持ち直しているものの、海外景気や物価上昇、供給制約には注意が必要と述べた。
また、市長は大地震による被害に触れ、被災者への支援を強調した。特に日本赤十字社の救援金箱設置を通じて市民の協力を仰ぎ、24名のウクライナ避難者を受け入れていることも報告した。
次いで、第3次総合計画のスタートについて触れ、「いろどり ひろがる ムズムズ射水」を掲げ、市民の多様性を尊重するまちづくりに取り組むと強調した。特に、新年度予算において教育や子育て支援に力を入れる方針を示し、施策の具体的な内容を報告した。
さらに、デジタル化、脱炭素化、産業振興など各種施策へも言及し、合計383億6,000万円の予算規模を誇ることを明らかにし、効率的な財政運営の重要性をアピールした。
議案質疑及び代表質問は次回議会に持ち越されることが決定され、議会は本日の日程を無事に終了した。今後も市民生活や地域経済への影響を考慮し、議案審議に注力していく意向が確認された。