令和3年6月25日、射水市議会の定例会が開催された。議題には、合計9件の議案が上がり、全ての議案が可決された。
まず、議案第37号である令和3年度射水市一般会計補正予算(第2号)について、予算特別委員長の奈田 安弘氏がその内容を詳細に報告した。この補正予算は、歳入において1億9,632万7,000円、歳出においても同額の追加が行われ、総額は385億9,818万円となる。
奈田氏は、主な歳入について新型コロナウイルス感染症セーフティネット強化交付金や自治総合センターからの助成金が含まれていることを強調した。歳出面でも、感染症対策や教育関連への支出が目立った。
続いて、議案第38号として射水市不妊治療費助成に関する条例の一部改正が提案された。この改正は、事実婚の夫婦にも助成の対象を広げるもので、全会一致での可決が決まった。民生病院常任委員長の小島 啓子氏は、この改正を「支援の範囲を広げ家族支援を進化させるもの」と評価した。
次に取り上げられたのは、議案第39号である射水市企業立地推進条例の一部改正で、産業建設常任委員長の中村 文隆氏が審査報告を行った。企業誘致のための改正が盛り込まれており、聴取したすべての議員からの賛同を得て無事可決された。
また、議案第40号では土地改良事業に関連する区域の変更が議論され、その必要性が各委員から確認され、全会一致での可決となった。議案第41号の富山県市町村総合事務組合規約の変更に関する協議が続き、こちらも問題なく可決された。
これらの可決を経て、今定例会では、日程第2の「議会運営委員会及び各常任委員会の閉会中の継続審査」が進行し、各委員長からの提言が紹介された。各種施策の継続的な審議が必要であるとの認識を共有し、異議なく承認されることとなった。
最後に、議長の石黒 善隆氏は、「議員の皆様のご努力に感謝する」と述べ、定例会は閉会した。