射水市議会の令和4年6月定例会が開催され、さまざまな議題が討議された。
会議ではまず、地方創生臨時交付金についての報告があり、市はこの資金を活用して生活者や事業者への支援に取り組む方針を示した。また、農業者や漁業者に対する支援策も議論され、特に肥料や燃料の高騰が深刻な問題であるとの意見が多く出された。市は国や県の支援策を参照しながら、具体的な支援内容を検討していく考えを示した。
太閤山リノベーション計画に関して、地域住民との連携を強化し、具体的な実施主体やスケジュールの策定を進める必要性が指摘された。市は引き続き地域との協議を重ね、住民の意見を反映させた計画を進める意向を示した。
障害者手帳アプリ「ミライロID」の導入提案もなされ、複数の公共施設や交通機関での活用を進めるべきとの声が上がった。このアプリは利用者が提示することで、様々なサービスをスムーズに受けられるようにする仕組みである。
また、書かない窓口の導入が進められることになり、来庁者が申請時に事務職員が書類を作成することで、手続きの簡素化を図ることが報告された。これにより、市民がより快適に行政サービスを受けられる環境を整備することが期待されている。
最後に、ヤングケアラー支援の現状が説明され、子供たちが抱える問題については、早期発見と支援体制の強化が重要であるとの意見が交わされた。市はこれまでの取り組みに基づき、さらなる支援を行う方針を示し、市民に安心できる環境を整える努力を続けることを約束した。