射水市議会定例会が令和4年9月7日に開催された。議会では新総合計画の進捗状況や新型コロナウイルス感染症対策について意見が交わされた。
自民射水の会の加治宏規氏が新総合計画の策定進捗について質問した。夏野元志市長は第3次総合計画の策定を評価し、これまでの取り組みを踏まえた新たな方針を述べた。特に、子育て支援や教育環境の整備に加え、SDGsやウエルビーイングの観点を取り入れた新しいまちづくりを目指すと強調した。
また、加治氏はコロナの影響も考慮し、現在の支援策やワクチン接種状況についても質問した。市は市民への感染拡大防止策やワクチン接種の推進に努めており、特にエッセンシャルワーカーへの優先接種を実施していると説明した。
さらに、友好都市との連携についても意見が出た。市が千曲市や剣淵町、台湾の台北市士林区との交流を深めるため、国際理解と地域振興を目指しているとの報告があった。特にオンラインでの文化交流イベントが行われ、今後も積極的な交流を続けていく意向である。
土地流動化の取り組みも議題に上がった。射水市では都市計画マスタープランに基づく土地利用の見直しを推進しており、市街化区域の調整を行うことで地域の価値を高めていく計画を述べた。市は、土地の活用促進と地域の活性化に向け、様々な施策を講じるとした。
小学校の統廃合や地区の必要性も議論された。少子化が進行する中で、適正規模・適正配置に関する基本方針をもとに、地域と連携した柔軟な対応が求められることが指摘された。教育 Environment の整備についてしっかりとした検討が進められ、多様な選択肢を確保する意義を強調した。
沖塚原企業団地の進捗状況についても言及があった。現在の進捗率や企業誘致に関する方針が説明され、今後の発展に期待が寄せられた。市は地域経済振興に向け、企業進出のための情報提供や支援を続けていくとのことだった。
コロナ禍の続く中で、市民の安心安全を最優先に考えた施策の重要性が再確認された。夏野市長は、今後も市民が安心して生活できる環境の整備に努めると強調した。議会では、さらなる具体的な対策や展望が期待される。