射水市議会は令和5年9月定例会を開会し、議案の審議が開始された。
議長の山崎晋次氏は、出席議員数が21名であることを確認し、定足数に達したことを報告した。議事日程は、会議録署名議員の指名、会期の決定、そして一括議題として提案された議案の説明が含まれている。
まず、会議録署名議員の指名が行われ、議長は山本満夫氏、寺岡伸清氏、津田信人氏を指名した。続いて、会期の決定が議題となり、22日間とすることが全員一致で承認された。
市長の夏野元志氏は、提案理由の説明において、7月の大雨による災害の影響を強調した。各地で浸水や土砂崩れの被害が出ており、市は迅速な対応を行い、被災者支援を続ける意向を示した。
その後、市長は最近の経済情勢について触れ、内閣府の報告に基づく景気の回復期待とリスクを認識していることを述べた。物価上昇や海外景気の影響に注意し、経済政策を進める姿勢を示した。
また、地方創生の取り組みについても説明され、国の施策に基づいた事業推進により人口減少に立ち向かう意欲が語られた。特に、教育分野では新たな学びの場の創出や地域部活動の推進が重要視され、地域の活性化に向けた戦略が紹介された。
さらに、食品産業振興やスポーツイベントの開催計画、公共交通の整備、地域共生社会の実現に向けた施策についても報告された。市民との意見交換を通じて、今後の取り組みに活かす意向が示された。