令和4年6月24日、射水市議会は定例会を開催した。この会議では、一般会計補正予算など重要な議案が多数採決された。
まず議案第26号、令和4年度射水市一般会計補正予算について、市は新型コロナウイルス対応のため8億円を追加し、予算総額を389億5000万円にすることを提案した。この補正予算は、物価高騰に直面する市民を助けるために、いくつかの支援策を盛り込んでいる。特に、低所得の子育て世帯への給付金支給を含めるなど、市民の生活支援に力を入れる姿勢を見せた。
続いて、議案第33号、射水市国民健康保険税条例の一部改正について説明が行われた。この改正案は、中間所得者層の保険料軽減を目的としており、賛成多数で可決された。ただし、討論では反対意見も出ており、特に財政的な負担について懸念が示された。日本共産党の根木武良氏は、物価高騰による市民の影響を懸念し、具体的な援助策を提案していた。
また、議員提出議案第5号、低山六厩地区の産業廃棄物最終処分場建設に関する意見書も採決され、全員の賛成を得て可決した。この意見書は、廃棄物処理施設による環境への影響を考慮し、慎重な判断を求める内容となっている。特に、水質保全の重要性が強調され、地域の自然環境を守るための取り組みが求められた。
議会は午後2時から開始し、すべての案件について討議・採決を行い、円滑に終了した。議長の山崎晋次氏は、会議を通じて出された意見や提案を踏まえ、今後の市政に活かす重要性を強調した。射水市の議会運営は、逐次改善されており、今後の施策に反映されることが期待される。市民の生活を支えるための施策整備は、市議会において引き続き重要なテーマとなるであろう。