令和4年6月、射水市議会定例会が開催された。
一般質問が中心テーマとなり、議員たちが地域活性化や社会問題について意見を交わした。
特に注目を集めたのは、射水ベイエリアの賑わい創出についての議論である。
杉浦 実議員は、海王丸パークの30周年と新湊大橋の10周年を祝う式典が行われたことを振り返り、地域のシンボルの重要性を強調した。
「県民の宝である海王丸を将来の世代に伝え、地域の魅力向上に努めていく必要がある」と述べた。
また、新たにオープンしたオリバースポーツフィールドによるスポーツ振興と賑わい創出の期待も語られた。
議員たちは、射水ベイエリアのさらなる利活用と観光の促進に向けた具体的施策の重要性を訴えた。
加えて、ふるさと納税に関する質疑も行われ、多くの自治体での寄附額増加を受け、射水市でも過去最高の寄附があったことが報告された。
「返礼品競争が地域応援から逸脱しているため、今後はプロジェクト型納税に注力したい」との意見が出た。
教育現場における外国人受け入れについても話題に上った。
ほかの議員からは、外国籍の子供たちが地域になじめないケースについて質問があった。
「地域の文化に触れ、共生の意識を高める施策が求められている」と市民生活部長が答弁した。
さらに、放置自動車の問題も取り上げられ、市民生活部長が現状と対応方法について説明を行った。
放置自動車が地域の景観や安全を脅かしていることから、早急な対策が必要とされた。「条例を制定し、適切な管理が進むことを期待したい」との意見が、議会で力強く表明された。
最後に、議会は予算特別委員会の設置を決議し、議案が各常任委員会へ付託されることとなった。各議員は引き続き地域の課題解決に向けた意見交換を行い、会議は無事に閉会した。