令和3年6月に開催された射水市議会定例会では、新型コロナウイルスへの対応や市長選挙に関する重要な議題が挙げられた。特に、ワクチン接種状況については、医療従事者や高齢者施設に対する接種が進められており、7月末には高齢者の接種完了を目指すと強調された。
市長の夏野元志氏は、コロナ禍の影響で市民が不安を抱える中、ワクチン接種の重要性を訴えつつ、早期の接種を進める方針を示した。その中で、クラスターが発生した障害者施設に対しては、重点的に支援を行い、市民の安心・安全を确保するための努力を続けることが確認された。
また、同じく重要なトピックとして教育行政が挙げられる。教育長の金谷真氏は、学校が子供たちにとって安心できる場所であることの大切さを語り、心理的な支援の重要性を述べた。彼は、学校教育において「学びがもっと楽しくなるまち」を目指すとし、地域との連携を強調した。
さらに、津田信人議員からは、夏野市長への質問が行われ、射水市の魅力を更に高めるための戦略と市長選挙の意義について問われた。市長は、任期満了を迎える中で、過去の施策が地域の活性化にどのように寄与したかを振り返り、さらなる魅力向上への意欲を示した。
教育施策についても言及があり、金谷教育長は新しい教育環境の整備とICTを活用した指導法の導入が県内でどのように進められているかについても詳述した。今後の教育現場における施策についても期待が寄せられている。
水道事業や介護サービス事業者に関しても報告があり、特に新型コロナの影響を受けた経営状況の実態についても反映された。このように、射水市議会では新型コロナウイルス対策に関する議論が中心となり、市民の生活安定に向けた様々な取り組みが進められている。