令和2年12月11日、射水市議会の定例会が開催された。この会議では、議案第75号から99号までの質疑や、幹部市議員による代表質問が行われた。
議長の石黒善隆氏は、議案に対する質疑がないことを確認後、正式に質疑を終了した。質疑がないことは、議会内での議案に対する十分なは準がなされていたことを示しているのかもしれない。
続いて、代表質問のセッションが開始され、最初の質問者である奈田安弘氏(自民議員会)が登壇した。奈田氏は、今年の新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた質問を展開した。彼は、新しい知事と市長の運営について如何に市政運営が心がけられているかを念頭に、その取り組みや今後の展望について市長に尋ねた。
夏野元志市長は、コロナ禍においても市民の幸せの実現と地域活性化に努めていると述べた。彼は市民支援のために様々な施策を実施していることを強調するとともに、新年度予算の編成方針を示し、地域経済の活性化を目指す施策への取り組みを表明した。このように、地方交付税が尽きる状況を考慮し、自立した財政運営に向けた計画の重要性についても言及した。
さらに、奈田氏は、地方自体が抱える二つの重要な問題、すなわち地方交付税の一本算定による影響と、合併特例事業債の発行終了による財源確保の難しさについても質問し、市政運営に対して今後特に注意が必要であることを訴えた。市長は、特に新型コロナ影響による間接的な影響を詳述。市長は、引き続き市民を守るために密集・密接・密閉の回避、不必要な接触を避けつつ、経済再生に向けた支持策を検討すると述べた。
次に、堀義治氏(自民党新政会)が壇上に立ち、公共施設再編の実行と地域づくりの重要性についても述べた。彼は公共施設の再編が次世代に負担を残すことなく、市民により良いサービスが届くよう、要望している。市長は、今後、それに伴う詳細な計画を進めることを決意した。
その後、奈田氏は新斎場について質問し、周辺環境への配慮についてもガイドラインを作成するよう提案した。市長は、既存施設の改善と利便性向上に向けた取り組みを明言。
令和2年12月射水市議会の定例会は成功裏に終了した。今後、それぞれの施策が具体化され、実現に向かえることが期待される。