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那賀町議会が予算案や請願を可決 重要な議論が展開

那賀町議会では令和2年度予算案や地域医療を守る請願が議論され、町民の生活を守るための施策が検討された。
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令和2年3月、那賀町議会の定例会が開催され、予算案や請願について活発な議論が交わされた。

議案の中でも特に注目されたのは、「令和2年度那賀町一般会計予算」についての討論である。新居敏弘議員は、国民健康保険税の引き上げが住民生活に深刻な影響を及ぼすと指摘。特に、低所得者層の負担が非常に重いと強調し、保険税が一般的な健康保険と比べて1.5倍から2倍に達する現状には問題があると述べた。さらに、一般会計からの投入がないことも問題視しており、町民の暮らしを守るための施策を求める意見を述べた。

一方で、田村信幸議員は国民健康保険税の引き下げに反対し、保険制度の持続可能性に重点を置いた。彼は、国民健康保険が高齢者や低所得者に多く依存していることから、保険料を安易に引き下げるべきではないと主張した。また、保険料と給付のバランスを維持する必要性を訴え、中立性が担保されていることの重要性を強調した。

これらの意見の後、委員長報告によると、いくつかの議案は原案通り可決され、特に令和元年度那賀町一般会計補正予算(第8号)の可決が確認された。これにより、議会は町民の生活を支えるための予算がきちんと組まれていることに自信を持つ姿勢を示した。

さらに、地域住民の医療を守るための請願書も話題に上がった。新居敏弘議員が提出した請願は、公立・公的病院の存続を求めるもので、地域医療の維持が急務であると訴えた。しかし、この請願は議会で不採択となったことに対して議員から異論も出され、議論は尽きなかった。

最後に、坂口博文町長が新型コロナウイルス感染症対策や今後の町の方針について言及し、町全体での一丸となった取り組みを訴えた。議会が一丸となって住民の声に耳を傾け、都度の見直しを行いながら政策を進めていく姿勢が示された。

議会開催日
議会名令和2年3月那賀町議会定例会
議事録
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